面白情報クラブ

 5,   我の幸せ 

 昨日のTV「朝ぱら」でプロポーズの言葉は何だったかという話しがあった。
ある男は 「君を幸せにするから、いっしょになろう」。と言ったらしい。・・・はたして本当だろうか? まあ、嘘ではないだろう。しかし、私が思うには、この男自身が幸せになりたいという思いの方が、絶対に勝っているはずだ。
 私は他人を幸せにしようなどと純粋に思ったことは1度もない。お断りしておくがあくまでも”純粋に”である。ところで、ボランティアが好きな人が世の中には、いっぱいいる。しかし、そういう人と話をすると、教科書通りの発言やきれい事や理想論ばかりで、なぜか結論めいた発言がでてこず、なにが言いたいのかわからないことが多い。
 要するに、本心はみんな自分が幸せになりたいのである。しかし、世の中はうまくできたもので、自分一人が幸せになることができない仕組みになっている。
 妻が不幸な状態では、自分も幸せを感じることができないから、妻を幸せにしないと、仕方がないのである。横で愚痴ばかり言われたらたまらない。友達が不幸なら一緒に遊べない。だから、困っている友人を助けるのである。しかし、他人を助けることで自分が不幸になる場合は、どうしようもない。ボランティアが好きな人はこんな時どうするのだろうか。・・・
 
 結局、今回何を言いたいかと言うと、「私は自分が幸せになりたいから、今の奥さんと結婚した、この女といると都合がいいから結婚したのである。この女を幸せにしたいとか、喜ばせたいとか思って結婚したのではない。」 ということである。・・・ 

 5年前の早朝に起こったあの阪神大震災の時、私はベッドの中で、無意識にも妻の上に覆い被さり、妻を守ろうとしていた。・・・・・・・これも、決して妻の幸せを優先したのではなく、自分だけが生き残る寂しさを回避したかったのだろう。我がの幸せのために。・・・・・

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